2018/11/07 【社会】 中国:新エネ車の発火トラブル40件、多数はバッテリー問題

 国家市場監督管理総局品質発展局の最新統計によれば、電気自動車(EV)を始めとした「新エネルギー車」について、中国国内で報告された発火トラブルはこれまでに40件を超えた。原因は電気系統やバッテリー、機械部分の問題に加えて、外的要因などさまざまとみられるが、バッテリーの問題に起因するものが多いとの指摘もある。中国網が6日付で伝えた。
 これまでに中国で発火トラブルが報告された車両は、米テスラの「モデルS」や中国メーカー、比亜迪(BYD:1211/HK)の「宋SUV」、力帆汽車の「力帆650EV」、衆泰汽車の「衆泰雲100」など。中国科学院の研究者、欧陽明高氏は主な発火原因がバッテリーの過熱にあると指摘した上で、「国内では新エネルギー車に特化した修理・部品交換・返品などの制度が未整備のため、専門制度によってメーカーに品質向上を促すことが重要だ」としている。
 2017年末に中国で新エネルギー車の保有台数は160万台超と、世界全体の保有台数の約半分を占めた。今後一層の普及に向けてはバッテリーの性能向上が必要との声が大きい。

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