2018/12/05 【産業・企業】 中国:上海・ロンドン株相互取引、1月にも正式スタートへ

 上海・ロンドン両株式市場の相互取引が近くスタートする見通しだ。消息筋情報によると、取引開始に向けた記念式典が今月14日、ロンドンで開催される運び。第1陣の対象銘柄として、華泰証券(HTSC:6886/HK、601688/SH)、HSBC(5/HK)など英中各10社のリストが公表される予定という。正式な取引開始のスケジュールは未定だが、早ければ来年1月となる見込み。複数メディアが5日までに伝えた。
 株式の相互取引を巡っては、すでに上海・深センと香港間の取引が実施されている。ただ、これら既存スキームでは株式を直接的に取引することが可能だが、上海・ロンドン間のスキームでは預託証券を通じた間接的な取引となる形。両国間の時差や取引規定の差違を考慮した結果、この形で実施されることが決まった。
 中国証券監督管理委員会は10月、上海・ロンドン両株式市場の相互取引に関する監督規定を発表。同規定には、域内上場企業によるGDR(グローバル預託証券)発行の条件が明示されるとともに、ロンドン上場企業のCDR(中国預託証券)発行審査手続きなどが定められた。例えば、CDR発行を予定する企業は、◆申請日から直近120日間の平均時価総額が200億人民元(約3300億円)を下回らないこと、◆ロンドン上場から満3年が経過し、かつメイン市場での上場期間が1年以上に達すること、◆CDR発行数は5000万単位以上、時価総額は5億人民元以上に達すること――などが求められる。
 上海上場企業では、中堅ブローカーの華泰証券が9月、ロンドン証券取引所でGDRを発行する計画を表明。ロンドン上場企業では、金融大手グループのHSBCがCDR発行を計画中――と報じられている。

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