2018/12/05 【経済・統計】 中国:「宇宙育種」経済効果3.3兆円、貧困地域の農業支援

 中国政府が宇宙開発を加速するなか、植物の苗をロケットなどで宇宙に送り、環境の変化によって突然変異を促す「宇宙育種」の事業が広がりを見せている。農業や林業、生薬、バイオ医薬などの分野で生産効率や品質の向上が見込まれるほか、特に中国では貧困地域の農業支援、環境保護対策などで効果が期待されている。経済日報が3日付で伝えた。
 宇宙育種は重力や磁場、放射線の変化によって突然変異した苗を使い、品種改良を行う。これまでに中国では小麦、水稲、トウモロコシ、大豆、トマト、唐辛子、綿花などの新品種が誕生し、作付面積は240万ヘクタール超、穀物の増産量は130万トンに達した。宇宙育種による直接的な経済効果は2000億人民元(約3兆3000億円)以上と試算されている。

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