2019/01/11 【産業・企業】 テンセントが「eスポーツ」本腰、米ライアットと合弁

 インターネットサービス中国最大手の騰訊HD(テンセント・ホールディングス:700/HK)は、ゲームの腕を競う「eスポーツ」の市場で本格的に攻勢をかける構えだ。世界的なヒット作「リーグ・オブ・レジェンド」を開発した米ライアットゲームズと合弁で新会社「騰競体育(TJスポーツ)」を設立。共同でeスポーツ事業の発展を図る構えだ。複数メディアが11日伝えた。
 新会社は上海を拠点とし、両社が折半で出資。中国でのeスポーツイベント運営を手がけるほか、eスポーツ大会のライブ配信など関連事業も開拓していく。
 中国音像数字出版協会・遊戯出版工作委員会(GPC)などがまとめた「中国ゲーム産業報告」によると、中国eスポーツ市場の売上高は、2018年上半期に前年同期比16.1%増の417億9000万人民元(約6700億円)。ゲーム市場全体を上回るペースで拡大している。ゲーム市場の売上高は、前年同期を5.2%上回る1050億人民元だった。
 テンセントはネット・モバイル関連の付加価値サービス、ネット広告、Eコマースを収益の柱とする。看板商品のIM「QQ」で築いた膨大な顧客基盤とブランド力を背景に、SNS、ミニブログ、オンラインゲームなど次々と新分野を開拓してきた。足元では、スマホ向けメッセージアプリ「微信(ウィーチャット)」の利用者が10億人の大台を突破。同サービスを基盤に、各事業の収益を伸ばしている。

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