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  ニュース     2019/08/05 08:40

昭和電工の発電モーター封止材、トヨタ中国子会社に納入 無料記事

 昭和電工(4004/東証1部)は5日、傘下の上海昭和高分子有限公司が生産する熱硬化性成形材料(Bulk Molding Compound:BMC)について、トヨタ自動車(7203/東証1部)の中国子会社向けに出荷を始めたと報告した。同製品はトヨタが中国国内で販売する「カローラハイブリッド」「レビンハイブリッド」の発電モーターの封止材用として使用される。
 同社のBMCは高熱伝導性、高絶縁性、耐熱性、高流動性、寸法安定性、耐薬品性という特長を持つ。これまでにもトヨタ「プリウス」などのハイブリッド車(HV)向け発電モーター封止材用に使われている。
 今回、トヨタの中国市場向けHV2車種のモデルチェンジに当たり、電動車パワートレインを現地開発・現地生産とする方針に応じて、上海昭和高分子で BMCを生産し、豊田自動車(常熟)部品有限会司に供給する。上海昭和高分子でのHV用BMCの生産は、2010年の操業開始以来で初めてだが、中国の環境規制強化による市場拡大が期待されている。


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