中国本土で今夏、大学などを卒業した新社会人の初任給は、月額5000人民元（約7万8300円）未満が全体の5割を上回った。新社会人が希望する月給は平均6000人民元だが、実際にはこれに届く人は少ない。中新経緯が18日、中国不動産情報サイト「諸葛找房」の最新リポートを引用する形で伝えた。
　「家賃支出が収入の3割以上を占める」という新社会人は約4割を占めた。また賃貸住宅は1人で1部屋を借りたいと考える人が6割を超えるものの、特に大都市部で就職する人は家賃負担が大きくなるため、最終的にルームシェアを選ぶ人が多いという。
　今年6月に全国の主要都市で住宅賃貸料金は1平米当たり平均44.24人民元。前月比で0.2％上昇している。卒業シーズンの6月は賃貸料金が値上がりする傾向があり、上げ幅は大都市部で大きいという。

　


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