広西チワン族自治区貴港市の木材加工工場で20日午前9時42分ごろ、工場建物が約2万平米にわたり倒壊する事故が発生した。作業員が生き埋めとなり、29人が負傷。うち2人は搬送先の病院で死亡した。複数メディアが伝えた。
　気象台によると、現場周辺は20日朝から昼頃まで暴風雨に見舞われていた。最大で秒速31.6メートルの強風と最大71.4ミリの大雨が観測されている。地元政府は悪天候で建物が倒壊したとみて、詳しい事故原因を調べている。
同自治区や広東省では豪雨が続いており、広西では20日、大雨による緊急態勢が発動された。22日ごろまで大雨が続くと予測されている。
　中国では建物の倒壊による労災事故が頻発。今年1月には、湖北省武漢市で建設中の観光施設が倒壊し、作業員11人が死傷した。昨年10月には、吉林省白城市で改装工事中のオフィスビルが突然崩落し、作業員9人死傷している。


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