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  ニュース     2020/01/22 18:59

アップル廉価版iPhone3月発売へ、台湾3社が受託生産 無料記事

 販売シェアの引き上げを狙い、アップル(AAPL/NASDAQ)が「iPhone SE」以来で初の廉価版機種を投入する見通しだ。取引実績のある鴻海精密工業(Hon Hai:2317/TW)、和碩聯合科技(Pegatron:4938/TW)、緯創資通(Wistron:3231/TW)の台湾エレクトロニクス大手3社グループを生産業者に選定する。新浪科技が22日、消息筋情報として伝えた。
 3月の正式発売を目指し、2月から組立生産に着手する。5Gスマートフォン(スマホ)市場の本格的な立ち上がりを前に、4G以下顧客の取り込み強化に乗り出す戦略だ。
 これまでの報道によれば、新たな廉価版機種は、「iPhone 8」に類似した画面サイズ4.7インチの製品。Touch IDの機能を継承する一方、顔認証や指紋認証などバイオ認証の機能を省いた。ただ、CPUは「iPhone 11」シリーズと同じく自社最新の4ビットARMベースチップ「Apple A13 Bionic」を採用する。
 足元の販売価格は、「iPhone 8」が449米ドル、「iPhone SE」が399米ドルに設定されている。
 ライバル他社が定価200米ドル以下のアンドロイド端末などを投入するなか、インドをはじめとする新興国では、高額の「iPhone」が販売苦戦。アップルは劣勢の挽回を急いでいる。
 アップルはまた、5G機種の研究・開発も推進中。今年下半期をめどに、「iPhone」シリーズの5Gスマホ初号機を発売する見込みだ。同社は20年のスマホ出荷台数につて、2億台以上を目標に定めている。


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