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  ニュース     2020/07/28 18:59

台湾株が30年ぶり最高値更新、TSMCは時価総額世界トップ10入り 無料記事

 27日の台湾株式マーケットで、主要指数の加権指数が30年5カ月ぶりに過去最高値を更新した。加権指数は一時12686.36ポイントまで上昇し、1990年2月12日に付けたザラ場の過去最高値(12682ポイント)を突破。終値は前営業日比2.31%高の12588.30ポイントに達した。ICファウンドリ世界最大手で、時価総額トップの台湾積体電路製造(TSMC:2330/TWSE)が9.97%高と制限値幅いっぱいまで急伸し、全体相場をけん引している。
 TSMCを巡っては、米インテルが外部への生産委託を拡大する方針が報じられたことが買い手掛かりとなった。TSMC株は28日も大幅に続伸。時価総額は11兆台湾ドルを上回り、米VISAを抜いて世界トップ10入りを果たした。
 このほか、モバイル端末向けIC設計大手の聯発科技(MediaTek:2454/TWSE)も27日に株価が大きく上昇し、時価総額が1兆1500億台湾ドル超に達した。台湾マーケットの時価総額ランキングで鴻海精密工業(ホンハイ:2317/TWSE)を追い抜き、TSMCに次ぐ2位に浮上している。電子機器の受託製造サービス(EMS)世界最大手である鴻海に関しては、中国同業・立訊精密工業(ラックシェア:002475/SZ)の台頭が懸念材料。鴻海は今月24日、時価総額で立訊精密にも追い抜かれている。
 台湾株の好調は、ハイテク株を中心とする市場構成が主因。特に、指数ウエートの3割を占めるTSMCが相場を押し上げている格好だ。また、世界に先駆けて新型コロナウイルスの封じ込めに成功したことも台湾株の評価を高めている一因。台湾の国内総生産(GDP)成長率は今年1〜3月に前年同期比1.54%となり、プラス成長を確保した。


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