新型コロナウイルスの感染拡大により、中小企業の人員採用にも影響が出ている。求人サイト「BOSS直聘」によると、春節（旧正月）後10日間の募集人数は従業員100人以下の中小企業で、前年実績を6割下回ったという。中国新聞網が13日付で伝えた。
　例年、春節連休明けは転職活動が盛んになるが、今年は新型肺炎の影響で状況が異なる。「BOSS直聘」が行った分析によると、規模別では従業員数100人以下の中小企業と1000人以上の大企業で違いが際立った。春節後10日間の募集人数は、中小企業で前年同期比61％減少。一方、大企業の募集減少率はこれよりも小幅にとどまった。
　業種別では、観光、広告・メディア、ホテル、外食などで募集人数の落ち込みが大きい。また、リスク管理やアルゴリズム技術者など、専門職に対する需要も急減しているという。


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