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  ニュース     2020/07/06 18:59

中国:北京コロナ状況好転、「リスク高」1カ所に 無料記事

 北京市政府の徐和建報道官は5日、新型コロナウルス関連の記者会見で、依然として感染拡大の危険性はあるものの、状況は好転が続いていると述べた。国務院ウェブサイトによると、感染症リスク等級で「高」となっている地域は5日午後3時(現地時間)時点で、北京市豊台区花郷地区のみに減少した。ただ、豊台区と大興区などの23地区でリスク等級「中」が続いている。
 中国での感染拡大はピークアウトしたが、一部専門家によれば「集団免疫」獲得には至っていないという。このため、冬以降に再び感染が拡大する懸念がある。復旦大学付属華山病院・感染科の張文宏主任は「呼吸器の感染症は集団免疫を獲得しなければ、流行は終わらない」と指摘。「冬はウイルスが増殖しやすく、室内の活動が増えるため、感染拡大の第2波が来るリスクが高い」と述べている。
 国家衛生健康委員会の発表によると、全国で5日に確認された新型コロナウイルス感染者は4人で、海外での感染者が3人、国内での感染者が1人(北京1人)だった。新規の死者はゼロ。6日午前0時(現地時間)現在、国内で治療中の感染者は405人(重症者6人)、累計の感染数は8万3557人、死者数は4634人となっている。


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