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  ニュース     2020/07/16 18:59

台湾中華電信5G契約は高額プラン中心、1年内に100万人確保へ 無料記事

 台湾通信キャリア大手の中華電信(チュンファテレコム:2412/TWSE)はこのほど、6月末にスタートしたばかりの第5世代(5G)移動通信サービスについて、契約者の7割が高額プランに集中していることを明らかにした。契約者は現時点で1万人を突破。同社は2020年末までに30万人、サービス開始から1年内に100万人の5G利用者を獲得するとの目標を掲げている。現地メディアが15日伝えた。
 中華電信は6月30日に5Gサービスを開始。最低599台湾ドル(約2200円)から最高2699台湾ドル(約9900円)まで8種類(599台湾ドル、799台湾ドル、999台湾ドル、1199台湾ドル、1399台湾ドル、1599台湾ドル、1799台湾ドル、2699台湾ドル)のプランを用意した。同社によれば、契約者の7割が1399台湾ドル以上のプランに集中しているという。
 同社幹部によれば、5Gサービスの普及は3つの段階を経る見通し。第1段階では、新しもの好きの消費者が5Gサービスに乗り換えるものの、対応端末が少ない点などがネックとなり、ユーザーの伸びは限定的となる見込みだ。第2段階では手ごろな価格の対応端末が、第3段階では5G版「iPhone」が登場し、これらの段階で5Gへの乗り換えが一気に進むとみられている。
 台湾では、今月3日までに中華電信、遠伝電信(FET:4904/TW)、台湾大哥大(台湾モバイル:3045/TW)の大手3社が相次いで5Gサービスを開始した。うち遠伝電信は、21年末までにユーザー100万人の獲得を目指す考えを示している。


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