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  ニュース     2019/11/12 18:59

中国:中通客車とマレーシアTMS、ASEAN新エネバス市場を共同開拓 無料記事

 マレーシアでバス組立生産を手がけるテルス・マジュ・サービシズ(TMS)は、5000万リンギ(約13億円)を投じヌグリスンビラン州スレンバンに新工場を建設する。従来型のバスだけでなく、電気バスも生産し、域内に輸出する。国営ベルナマ通信が11日付で伝えた。
 約3万4000平方メートルの敷地に建設する。2021年第1四半期に稼働開始する予定で、年産能力は当初400台を計画。その後工場を拡張し、600台に引き上げる。
 K.S.ルー社長は、東南アジアにおけるバスの需要は向こう3年に大きく拡大するとコメント。同社はこれまでにシンガポールとミャンマーにバスを輸出しており、現在はラオスに注目。来年はカンボジアとベトナムへの輸出を目指している。
 TMSはもともと、複数のバスメーカーからOEM(相手先ブランドによる生産)を請け負っていたが、現在ではバス部品の95%を自社で生産可能。残り5%の部品を輸入してバスを製造している。
 電気バスの製造では、中国山東省・聊城市に本拠を置く中通客車(000957/SZ)とタッグを組み、来年にも試験的に製造を開始する予定。バスの価格は1台25万米ドル(約2730万円)と従来型バスの2倍以上するが、保守費用が安く、環境にも優しいため、需要はあるとみている。


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