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  ニュース     2020/01/16 18:59

テスラが中国R&D拠点開設へ、現地仕様車を開発へ 無料記事

 米テスラ(TSLA/NASDAQ)は15日、中国に研究・開発(R&D)センターを整備するとインスタントメッセンジャーアプリ「微信」で発表した。優秀なデザイナーを採用し、中国消費者の購買意欲をより喚起する。現地仕様のテスラ車を開発し、中国市場を深掘りする狙い。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が発案した。自動車だけでなく、別領域のデザインも任せる予定という。中国色を帯びたテスラ車の創作デザインの募集に乗り出した。2月1日まで受け付ける。
 テスラは販売をテコ入れした。「Model 3」中国小売値をこのほど引き下げ。スタンダードモデルで従来の35万5800人民元(約567万円)から32万3800人民元に9%調整している。中国政府から給付される新エネルギー車(NEV)補助金2万4750人民元を差し引くと、消費者の実質負担は30万人民元を切る計算だ。
 20億米ドル(約2160億円)を投じてテスラが上海市浦東新区に整備した巨大工場「Gigafactory 3」は2019年1月7日に着工。従業員向けに19年末、「Model 3」15台を出荷した。着工からわずか1年足らずで製品出荷にこぎつけている。年産能力は最大50万台に設定している。製造分野の外資投資事業として、上海市で過去最大の規模。外資の100%出資で完成車生産子会社が設立される初ケースとなった。
 テスラの最新財務報告によると、先ごろ稼働した上海工場は、すでに約1000台を生産。1週間あたり3000台超までに生産ピッチを高めた。


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