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  ニュース     2020/07/17 19:31

台湾TSMCが4〜6月期に最高益、華為受注は5月から停止 無料記事

 ICファウンドリ世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC:2330/TWSE)は16日、2020年第2四半期(4〜6月)の業績を発表し、純利益が前年同期比81%増の1208億2000万台湾ドル(約4411億円)に拡大したことを明らかにした。新型コロナウイルスの流行や米国による中国・華為技術(ファーウェイ)制裁など経営環境は厳しさを増したものの、高性能製品の販売好調などにより過去最高益を達成している。売上高は29%増の3107億台湾ドルに膨らんだ。
 華為を巡っては、9月中旬に米国による制裁措置が発効する。TSMCの劉徳音董事長によれば、米国が制裁を発表した5月15日以降、華為から新規の受注を受けていないという。ただ、劉董事長は「華為の問題による影響は一時的なもの」との見解を示した。なお、第2四半期の好業績に関しては、制裁を前にした華為の在庫積み上げがTSMCの出荷急増につながったとの見方もある。
 第2四半期の粗利益率は53%に達し、自社予想の「50〜52%」を上回った。TSMCは今後の見通しにも強気のスタンスで、20年12月通期の増収率予想を上方修正。前年比で「15〜18%増」→「20%増」に引き上げた。設備投資見通しについても、「150億〜160億米ドル」→「160億〜170億米ドル」に上方修正している。
 技術面でも進展が期待される。TSMCは先ごろ、5ナノ製品の量産を開始。16日の発表によれば、5ナノ製品が売上高に占める比率は現時点で8%という水準だ。21年には3ナノ製品の試験生産に着手する予定という。


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