中秋節と国慶節に絡んだ中国大型連休に関し、今年は各地の高速道路で通行台数が過去最多を更新する見通しだ。広東省交通運輸庁は27日、国慶節8連休の高速道路通行料について、国の定めた通り10月1日零時から8日24時にかけて無料化すると発表。座席数7シート以下の乗用車の通行料を免除すると通知した。料金所出口を時間の基準とする。
　新型コロナウイルスの防疫達成、経済活動の復調、一部観光地の入場料優遇などが追い風。海外旅行チャンスが限定されるなか、自身で運転するドライブ旅行が増加するとの認識を示した。
　広東省内の高速道路には、今年10月の8連休期間に合計延べ6000万台が通行すると予測。前年同期比で12％拡大すると分析した。1日当たり平均750万台が通行するとみている。ピークが訪れると想定される9月30日、または10月1日に関しては840万台（過去最多）が通行するとの見方を示した。ラッシュを避けようとする意識が働く点を踏まえ、9月30日午後から混み始めると予想している。
　省境を跨いだ行先については、全体の32％が「湖南省」、27％が「広西チワン族自治区東北部」、14％が「福建省」を選ぶと予想した。


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