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  ニュース     2020/09/28 18:59

中国:10月5日まで「北京モーターショー」開催、車スマート化加速 無料記事

 26日に開幕した北京モーターショーで、自動車のスマート製品化が鮮明化している。今回のメインテーマは「智領未来(SMART VEHICLE FOR THE FUTURE)」が選定された。約20万平方メートルの会場に合計785台を展示。うち82台は世界初公開の新モデルとなっている。経済日報などが伝えた。
 自働車に関する世界の技術、製品、ブランド、産業グレードアップ、外出形態などが紹介されている。新技術の導入を通じ、自動車の五化(軽量化、電動化、スマート化、コネクテッド化、共有化)が一段と進む見通しだ。自動車産業の進化が加速している実態が裏付けられている。長安汽車、東風汽車集団・嵐図、上汽通用五菱・新宝駿、吉利汽車・領克、メルセデス・ベンツSクラスなどが注目を集めた。
 当初4月21〜30日を予定していた「2020(第16回)北京国際汽車展覧会(Auto China 2020:北京モーターショー)」は、新型コロナウイルス感染拡大を受けた市政府の防疫方針に沿って延期していた。北京中国国際展覧センターで開催し、プレスデーが9月26〜27日、トレードデーが28〜29日、一般公開日が9月30日〜10月5日となっている。
 会場は北京中国国際展覧センターの新・旧館。旧館に設置される部品と新エネルギー車(NEV)の両展覧ブースに関しては、開催日が9月28日〜9月30日に決定された。ジュネーブ(当初3月予定)、デトロイト(当初6月予定)、パリ(当初10月予定)の大型国際モーターショーが相次ぎ中止に追い込まれるなか、今年唯一の世界最高レベル自動車展示会となっている。
 北京モーターショーは、上海モーターショーと交代で1990年から隔年開催されている世界最大級の自動車展示会。主催者発表によれば、2018年開催の前回は展示エリア22万平方メートルで、出展企業は1800社を数えた。105台の世界初公開車を含む1022台が展示されたという。



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