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  ニュース     2021/01/22 19:00

中国:20年可処分所得ランキング、上海が7万元超でトップ 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国の国家統計局はこのほど、2020年の省別可処分所得データを発表した。それによると、上海市が7万2232人民元(約116万円)でトップ。全国で唯一、7万人民元の大台に乗せた。2位の北京市は6万9434人民元、3位の浙江省は5万2397人民元となっている。現地メディアが22日伝えた。
 北京市統計局によると、20年の可処分所得は名目ベースで2.5%増加。物価変動要因を除いた実質ベースでは0.8%増となっている。なお、上海市統計局による詳細データはまだ明らかにされていない。
 ほか4〜10位は順に、天津市(4万3854人民元)、江蘇省(4万3390人民元)、広東省(4万1029人民元)、福建省(3万7202人民元)、山東省(3万2886人民元)、遼寧省(3万2738人民元)、内モンゴル自治区(3万1497人民元)だった。ワースト3はそれぞれ、甘粛省(2万335人民元)、チベット自治区(2万1744人民元)、貴州省(2万1795人民元)。
 統計局によると、20年の国民1人当たり可処分所得は平均3万2189人民元だった。名目ベースで前年比4.7%増、物価変動要因を除いた実質ベースで同2.1%増。実質ベースの増加率は11〜20年に年平均7.2%、累計100.8%に達しており、5年間で倍増している。
 これらのデータから、可処分所得が全国平均を上回っているのは、上海市、北京市、浙江省、天津市、江蘇省、広東省、福建省、山東省、遼寧省の9省市となる。


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