中国で先ごろ予約が始まった米アップルの最新スマートフォン「iPhone12」だが、思わぬ方向で話題を集めている。インターネット上に出回ったリーク画像で、カラーバリエーション5種のうち、「ブルー」の実際の色がアップル公式サイトのイメージ写真と大きく異なるというのだ。中国のSNS上では、「あまりにも違い過ぎる」などと失望の声があふれ、中には返品を考える投稿も多く見られた。香港メディアは23日、こうした騒動を報じた上で、返品ラッシュが起こる可能性を伝えている。
　中国で16日に予約が始まった「iPhone12」は、ホワイト、ブラック、レッド、ブルー、グリーンのカラーバリエーション5種が用意されている。中国で行われたあるネット投票（参加者16万5000人）では、一番人気はホワイトで、ブルーは2位だった。
　アップルの公式サイトを見ると、「iPhone12」のブルーは暗めの紺色という印象。一方、ネット上に出回ったリーク画像では、鮮やかな青色という印象だ。これを受けて中国のSNS上では、リーク画像に似た青色のサンダルやごみ箱、下着などの画像が次々と投稿されるという「祭り」状態に発展。「微博（ウェイボー）」では一時、「iPhone12藍色」という言葉がトレンドワードの1位となった。
　ただ中には、「個性的」な色だと前向きに受け止める声も聞かれる。また、「スマホケースをつければ問題ない」など、冷静な意見も見られた。


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