【亜州ビジネス編集部】電気自動車（EV）の販売台数で、中国の比亜迪（BYD：1211/HK）が2023年第4四半期（10～12月）に米テスラを上回り世界トップに浮上した。BYDのEV乗用車販売は同期に52万6409台。一方のテスラは48万4507台だった。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（WSJ）など複数メディアが3日までに伝えた。

　年間ベースではテスラが世界トップを維持したものの、BYDの急成長はテスラにとって脅威だ。23年通年のEV乗用車販売台数はBYDが157万4822台、テスラが180万8581台だったが、前年比の増加率はBYDが73％、テスラが38％という水準。なお、プラグインハイブリッド車（PHV）も含むBYDの乗用車販売は23年に前年比62％増の301万2906台。新エネルギー自動車（NEV）販売で中国の圧倒的首位を維持している。


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