商用車の分野でも動力の新エネルギー化が進展する見通しだ。新商用車販売に占める新エネルギー商用車（商用NEV）の比率は、2022年時点で10.2％に低迷している。特に大型トラックでは4％未満に過ぎない。ただ、低炭素化の流れが強まるなか、乗用NEVと同様に普及が加速しそうだ。新乗用車販売に占める乗用NEVの比率は、22年時点で27.6％に達している。25日開催の「中国汽車工程学会年次総会・展覧会」で発表された「商用車カーボンニュートラル技術ロードマップ1.0」の内容として、21世紀経済日報が伝えた。
　商用車は中国自動車保有全体の12％にとどまるものの、二酸化炭素（CO2）排出の55.4％を占めるほどCO2排出が多い。足元の商用車保有は全国約3100万台に達した。60年時点では4000万～5200万台まで増大するとみられている。
　30年までは内燃機関を動力とする商用車が中国で主流を占めるものの、その後は新エネルギー化が急ピッチに進行するとの見方。新商用車販売に占める商用NEVの比率に関し、30年時点で30％、40年時点で75％まで高まるとの予測を公表した。


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