【亜州ビジネス編集部】中国の国家安全部は6日、中国の航空ファンの一部が外国情報機関の誘いを受けて、情報窃取の協力者になっているとして異例の注意喚起を行った。光明網が伝えた。

　同部によると、外国情報機関はSNSを通じて中国の航空ファンに接触。装置の無料提供や航空情報の交換などをエサに、中国の民間航空機の飛行データなどを入手していた。外国情報機関は航空ファンを通じて、渤海や東シナ海、南シナ海沿岸の各省に大量の装置を配置し、民間機と軍用機のデータを集めていたという。

　同部の注意喚起によれば、外国情報機関が配布した装置は高性能で、全地球測位システム（GPS）チップを搭載。航空機を指定して位置を特定した上で、情報を海外のサーバーに送っていたとされる。


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