【亜州ビジネス編集部】業界団体の中国電動汽車充電基礎設施促進聯盟（EVCIPA）は10日、会員企業による今年3月の電気自動車（EV）向け公共充電器について、新設分が8万3000基に上ったと報告した。新設数は前月比で48.6％増えている。
　3月末時点の公共充電器数は290万9000基（前年同期比↑48.6％）に達した。うち直流は127万8000基、交流は163万1000基を数えている。2023年4月～24年3月の新設数は、月平均で約7万9000基に達した。
　公共充電器の設置エリアは、広東省、浙江省、江蘇省、上海市、山東省、湖北省、安徽省、北京市、河南省、四川省の順に多い。これら10エリアで全国の70.3％を占めた。
　充電量の多いエリアは、上から広東省、江蘇省、河北省、四川省、浙江省、上海市、山東省、福建省、河南省、山西省と続く。主に路線バスと乗用EVに充電された。清掃車、物流車、タクシー向けは比較的に少ない。3月の充電総量は約37億9000万kWhに達した。前月比で3.9％、前年同期比で52.3％ずつ拡大している。
　充電器運営業者の保有量は、特来電の55万2000基、星星充電の51万基、雲快充の49万2000基、国家電網の19万6000基、蔚景雲の15万3000基、達克雲の14万5000基、小桔充電の13万7000基、南方電網の9万基、深セン車電網の8万4000基、依威能源の7万5000基、匯充電の7万4000基、万城万充の5万3000基、蔚藍快充の4万9000基、万馬愛の3万3000基、崑崙網の3万基。これら15社で全国の91.9％を占めた。
　今年1～3月のEV向け充電器新設は、前年同期比13.2％増の71万6000基に上る。うち公共充電器は13.8％増の18万3000基を数えた。
　3月末時点の設置数は、全国で合計931万2000基に拡大している。前年同期比で59.4％増えた。


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