【亜州ビジネス編集部】春節（旧正月）を控え、中国で「年貨（春節用品）」の販売が拡大している。若者を中心とした年貨の販売トレンドとして、今年は「国潮（グオチャオ）」「健康」「コストパフォーマンス」がキーワードになっている形だ。また、電子商取引（Eコマース）サイトの唯品会では、辰年をモチーフにしたアパレル製品の売れ行きが好調という。中国経済網が18日付で伝えた。

　辰年は「吉祥の年」として、中華民族にとって特別な意味を持つとされる。人気の高い年貨は、菓子類のギフトセットや白酒、国潮アパレルなど。特に「辰年」をモチーフとしたデザインの商品が人気という。

　国潮とは、中国の伝統文化と最新のトレンドを組み合わせた新たなスタイルで、最近の中国ファッション業界のキーワードとなっている。唯品会では、辰年と国潮をテーマにしたジャージの売り上げが急増。直近1週間の売上高は前週の4倍以上に膨らんでいる。

　栄養補助食品や飲料など、健康関連商品も消費者の注目の的だ。自身の健康のためだけでなく、親戚などへの贈り物としても需要が高まっているという。

　品質や価格については、「コストパフォーマンス」が重視されている。値引き幅が大きく、かつ有名ブランド商品の人気が高い。


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