【亜州ビジネス編集部】広東省の王偉中・省長は23日、同省のGDP（域内総生産）が2023年に13兆5700億人民元（約282億3760億円）に達したと報告した。成長率は4.8％となる。中国で初めてGDPが13兆人民元を上回った省となり、35年連続で全国首位を維持した。信報など複数メディアが同日付で伝えた。

　この日開幕した省人民代表大会で明らかにされたもの。23年の小売売上高は前年比5.8％増の4兆7000億人民元に伸びた。中でも深セン市は、広州市に続いて広東省2番目の1兆人民元超えを達成した消費都市となっている。輸出入額については、全国のマイナスに反してプラス成長を確保。鉱工業生産は4兆人民元を突破し、前年比で4.4％増加した。

　24年のGDP成長目標は5％に設定。固定資産投資は4％増、小売売上高は6％増、輸出入額は1％増、鉱工業生産は5％増を目指す。消費者物価指数（CPI）上昇率は3％前後、都市部調査失業率は5.5％前後に抑制する方針。都市部の新規雇用110万人以上を目標とした。


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