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  ニュース     2024/01/12 15:08

中国:23年旅客数で広州空港が首位、成長率は成都天府がトップ 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】「ゼロコロナ」政策の解除を受け、中国では2023年に各空港の利用者が急増した。香港、マカオ、台湾を含む主要空港20カ所のうち、広州白雲空港の旅客数が前年比86%増の6317万人で首位となった。一方、前年比の旅客増加率では成都天府空港が134%でトップ。ほかウルムチ地窩堡空港、杭州蕭山空港などで旅客数が倍増した。
 各空港の発表データ(一部は推計値)を基に、星島日報がまとめたもの。2~10位は順に、上海浦東空港が5425万人(前年比71%増)、北京首都空港が5281万人(90%増)、深セン宝安空港が5273万人(100%増)、成都天府空港が4478万人(134%増)、重慶江北空港が4465万人(100%増)、上海虹橋空港が4250万人(134%増)、昆明長水空港が4203万人(87%増)、西安咸陽空港が4133万人(88%増)、杭州蕭山空港が4117万人(103%増)となった。
 新型コロナウイルス流行前の19年時点では、北京首都空港が旅客数トップだった。ただ、同年9月に北京大興空港が開港し、利用客が分散されたことで首都空港の順位は低下している。
 もっとも、都市別で見ると、上海(浦東+虹橋)が9675万人でトップ。以下、北京(首都+大興)が9222万人、成都(天府+双流)が7491万人と続き、広州(白雲)は4位に転落する形だ。
 一方、香港空港は3950万人で11位、台北桃園空港は3177万人で13位。前年比でそれぞれ55%増、65%増となったものの、中国本土の空港に比べて伸びは小幅だった。両空港は19年時点でそれぞれ4位、7位だったが、本土の空港が存在感を増す中で順位を落としている。


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