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  ニュース     2024/06/14 13:35

中国:酷暑で電力負荷が大幅増、江蘇では前年比1000万kW拡大 無料記事

 中国北部と中部の一部地域で先週以降、記録的な高温が続いている。中国天気網によると、来週にかけても北部を中心に高温が続く見通しだ。こうしたなか、足元ではエアコンの消費電力が増加。江蘇省では6月に入り、1日当たりの電力負荷が1億キロワット(kW)前後の水準を維持し、前年同期を1000万kW近く上回っているという。広東省では最高負荷が同20%増加し、過去最高水準に迫る勢いだ。智通財経が14日伝えた。

 財新網によると、中国電力企業連合会はこれより先、2024年の電力最高負荷が前年比で1億kW余り増加すると予想。この増加幅は、中国各地で電力不足が深刻化し、供給制限が実施された22年とほぼ同水準だ。ただ、23年にはクリーンエネルギーの発電容量が大きく拡大していることもあり、今年の電力需給がどのように推移するか、市場の注目が集まっている。

 中央気象台によると、今月8日以降、山西、山東、河南、河北などで記録的な高温を記録。うち中原に位置する河南省鄭州市では13日、大部分のエリアで最高気温が40度を超えた。37度を超えた気象観測ポイントは143カ所、40度を超えたポイントは90カ所に上る。


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