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  ニュース     2023/11/27 17:29

中国:22年のデータ取引市場1.83兆円規模、世界シェア13.4% 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】中国のデータ取引市場は、2022年段階で876億8000万人民元(約1兆8330億円)規模にまで拡大した。世界全体の13.4%、アジア全体の66.5%を占めている。25~26日に上海張江科学会堂で開催された「2023全球数商大会(GDEC)」の報告内容として、中国新聞網が伝えた。

 政策と経済環境を追い風に、中国のデータ取引業界は過去2年間で急成長している。少なくとも今後3~5年は高い伸びが持続する見通しだ。25年の段階では全国2046億人民元に達すると予想されているという。

 データリソースの適用分野は幅広い。金融、インターネット、通信、製造業、医療・健康、交通・運輸、教育などでデータ製品の需要は増加傾向にある。22年の統計によれば、金融業界は中国の現在最大のデータ取引市場で、全体に占めるシェアは35%に達した。これにインターネット業界の24%などが続いている。

 中国の各エリアは現在、異なる特徴でデータ市場が発展を遂げた。なかでも上海市はデータ要素市場の構築で首位に立ち、北京市は国有企業や中央企業のデータリソースが豊富。広東省は国境を越えたデータ取引の先行地だ。浙江省の杭州市と寧波市も多数のデータ適用分野を提供しているという。


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