【亜州ビジネス編集部】マカオのホテル業界関係者はこのほど、クリスマス休暇の客室稼働率が80～90％に達するとの見通しを示した。香港客、海外客が中心となる見込み。現時点で同シーズンの予約率は6割を超えており、今後さらに上昇していくと予測した。澳門日報が19日伝えた。
　マカオの旅行業界団体、酒店旅業商会の張建中氏は、今年下半期は各種イベントが行われたことで、業況の回復が後押しされたと説明。クリスマスから来年の正月、春節（旧正月）にかけても旅客数は高水準を維持するとみている。
　マカオでは現在、ホテル137軒が計4万5000室の客室を提供。今年はエコノミータイプのホテルが増え、旅客に一段の選択肢を与えているという。
　なお、マカオ旅遊局によると、中国の中秋節・国慶節連休8日間（9月29日～10月6日）のマカオ訪問客数は延べ93万2365人。1日当たり平均では11万6545人となり、前年同期比で366.4％増加した。新型コロナウイルス流行前の2019年同期との比較では84％の水準を回復している。域内ホテルの客室稼働率は8日間の平均で87.9％という水準だった。


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