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  ニュース     2024/04/16 13:49

23年スマホ受託生産市場、中国大手3社はシェア横ばい 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】2023年のスマートフォンODM(相手先ブランドによる設計・生産)/IDH(インディビジュアル・デザイン・ハウス、独立設計事務所)の世界市場で、華勤技術(HQ:603296/SH)、上海龍旗科技股フン有限公司(ロンチア)、聞泰科技(ウイングテック・テクノロジー:600745/SH)の中国大手3社の合計シェアは75.8%と、前年の75.6%からほぼ横ばいだった。23年はスマホ市場の世界出荷台数が前年比で4%減少している。香港の市場調査会社、カウンターポイント・テクノロジー・マーケット・リサーチのリポートとして、芯智訊が15日報じた。

 需要の減退を受けて、サムスン電子、小米集団(シャオミ・コーポレーション:1810/HK)、栄耀終端有限公司(オナー)、OPPO広東移動通信、維沃移動通信(vivo)などのブランドがODM/IDHへの委託を拡大した。ODM/IDHによる出荷台数は過去最高を更新している。

 首位HQの市場シェアは27.8%で前年から0.2ポイント縮小。同社はサムスン、小米集団、OPPOなどからの受注が安定している。2位ロンチアは、vivo、オナー、聯想集団(レノボ・グループ:992/HK)からの新規受注によってシェアが27.3%と前年から0.9ポイント拡大した。ウイングテックは小米集団、サムスン、オナーからの受注によって出荷台数が7%増加。シェアは20.6%と前年から1.5ポイント拡大した。

 4位天瓏移動(ティノ・モバイル:400059/新三板)は出荷台数が前年比11%減少したものの、業界4位の座を守った。スマホのODM/IDH市場は、上位8社が全体のシェア95%を抑えている。


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