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  ニュース     2023/09/08 13:55

中国:独BASFの広東一貫生産基地、25年にクリーンエネ全面転換へ 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】独化学メーカーのBASFは、自社グループが設置した広東省湛江市の一貫生産拠点(東海島石化産業園区)について、2025年から使用電力の全面クリーン化を実現する。BASF全額出資の巴斯夫一体化基地(広東)有限公司は7日、中国の国家電力投資集団有限公司(SPIC)と長期の電力売買契約を締結した。2025年から25年間にわたって、再生可能エネルギー電力を毎年10億kWhずつ購入するという。南方財経などが伝えた。
 東海島石化産業園区の中核設備が稼働開始する25年から、広東省の太陽光発電場、風力発電場などから電力を受け取る。BASFは22年7月19日、東海島石化産業園区の整備事業プロジェクトに関し、最終計画段階まで進めると宣言した。ドイツ・ルートヴィヒスハーフェン、ベルギー・アントワープに次ぐ世界3カ所目のBASF化学コンビナートとなる。投資総額100億ユーロ(約1兆5770億円)を見込んだ。
 国営企業のSPICは、中国国家核電技術公司(SNPTC)と中国電力投資集団公司(CPI)の合併で15年7月に発足した。


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