【亜州ビジネス編集部】中国の不動産デベロッパー、碧桂園HD（カントリー・ガーデン・ホールディングス：2007/HK）に対し、一部の債権者が香港で清算申し立てを計画しているもようだ。碧桂園が香港で保有する担保資産は、香港の地場銀行によって差し押さえられる可能性がある。香港経済日報など複数メディアが1月30日付で伝えた。
　今月29日には、香港高等法院（高裁）が中国恒大集団（チャイナ・エバーグランデ：3333/HK）に対して「清算命令」を出したばかり。管財人も既に決定しており、今後資産売却などが進められる見通しだ。ただ、大部分の資産が中国本土にあり、資産の差し押さえには現地裁判所の許可が別途必要となるため、清算作業は困難を伴うと予測されている。
　流動性リスクに直面する碧桂園は、足元で海外資産の売却を進めている。これまでに、オーストラリアや英国ロンドンの住宅プロジェクトを売却する意向と報じられた。


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