【亜州ビジネス編集部】浙江省寧波市でこのほど開催された「2024年中国（寧波）輸出越境EC博覧会」で、人工知能（AI）を利用したペット用品が世界のバイヤーの注目を集めた。AIがペットの生活リズムをモニタリングし、食事の量や時間などを決めてくれるというもの。ペットを飼った経験のない人でも、安心・安全にペットとの生活を楽しむことができるという。中国新聞網が5月29日付で伝えた。
　この製品は、ペットの生活リズムをモニタリングし、飼い主が入力した年齢、性別、体重などの情報に基づいて食事量を変更。ペットの健康を維持するというコンセプトだ。ペットの日常生活の様子をAIが自動記録し、飼い主のスマートフォンに送信される仕組みとなっている。
　同製品を開発した企業の担当者は、ペットを飼いたいのに時間がない人、経験がない人たちに向けたものと説明する。米国を中心に、海外からの引き合いも高いという。
　業界専門家は、グローバル経済の一体化とデジタル化の進展を背景に、AI技術の実用化が越境ECにも前例のない機会をもたらしていると指摘した。


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