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  ニュース     2024/06/25 16:04

中国:満州里経由の中欧班列、出入国が累計2.5万本突破 無料記事

 【亜州ビジネス編集部】内モンゴル自治区の満州里口岸を経由して、出入国した中欧班列(中国と欧州を結ぶ貨物輸送鉄道)の通行本数が24日までに、累計2万5936本に積み上がった。輸送貨物総量は251万TEUとなっている。中国政府系メディアが25日付で報じた。
 満州里は中国最大の陸路口岸として知られる。内モンゴル自治区のフルンボイル大草原の西部に位置し、中国、ロシア、モンゴル国のデルタ地帯、北はロシア、西はモンゴル国に接している。ユーラシア大陸を東西に陸路で結ぶ第一欧亜大陸橋の主要な交通拠点で、中国からロシアなどのCIS諸国や欧州諸国との重要な国際回廊だ。満州里口岸は全国の中欧班列における輸送量の3割を担う。
 満州里口岸で2013年に中欧班列が初運行して以来、通行本数が1万本に到達するのに7年超を要したのに対し、1万→2万5000本にはわずか3年で達成した形だ。23年の年間通行量は初めて5000本の大台を突破。通行量、輸送貨物量ともに10年連続でプラス成長を実現している。
 満州里口岸を発着する中欧班列の路線は足元で21本。ポーランド、ドイツ、ベルギー、オランダなど14カ国に至り、主要集散地は長沙、西安、蘇州、南京、ハルビンなど、中国国内の60を超える都市を網羅している。貨物は日用品、工業機械、農産物、副産物など12種類に及ぶ。


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