【亜州ビジネス編集部】三つ折りスマートフォン新機種「Mate XT」の予約販売が7日12時8分にスタートし、公式販売サイトでは24時間の注文数が211万台に達した。華為技術有限公司（Huawei）ブランドのMate XTは、フォルダブルディスプレイを搭載し、9月20日の10時8分から正式発売される。毎日経済新聞などが9日付で伝えた。

　Mate XTの販売価格はまだ発表されていないものの、すでに価格が動意づいている。ある中古品売買サイトでは、すでに2万～2万3000人民元（40万2000～46万3000円）で一部売られているという。

　リーク情報によると、Mate XTは16GB+512GBモデルと16GB+1TBモデルが用意された。サイズ10インチの折りたたみ式画面、「Kirin」シリーズの5G通信対応チップセットを搭載し、標準価格は1万6000～1万7000人民元とされる。

　華為は折り畳みスマホ製品の開発に注力。2024年2月に「Pocket2」を発表し、7499人民元からで売り出した。8月9日に「nova Flip」を5288人民元からで販売している。

　中国の市場調査会社、上海群輝華商光電科技（CINNO Research）によると、今年第2四半期の折り畳みスマホ中国販売は、前年同期比125％増の262万台に達した。前四半期比では11％増えている。うち華為のシェアは、業界トップの35.2％に上った。また、24年上半期の折り畳みスマホ中国販売は、前年同期比121％増の798万台に拡大した。スマホ販売市場シェアは23年上半期の1.7％から24年上半期の3.6％に上昇。特に5000人民元以上のスマホ機種では、販売シェアが13％にまで拡大したという。


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