【亜州ビジネス編集部】香港ディズニーランド・リゾートが10年ぶりに黒字転換した。香港ディズニーは25日、2024年9月期（2023年10月～24年9月）の業績を発表し、8億3800万香港ドル（約160億6000万円）の純利益を計上したと報告。3億5600万香港ドルの赤字を計上した23年9月期から一転し、黒字に浮上したと発表した。

　売上高は前年同期比54％増の88億香港ドルに上る。05年の開園以来で最多を更新した。入園者の総数は延べ770万人に達し、1人当たり消費額は28％拡大したという。

　今年は開園20周年を迎える。6月から記念イベントを実施する予定だ。

　24年11月29日から入場チケット価格を引き上げている。通常日の1デーパスポートは大人で639→669香港ドル、小人で475→499香港ドルに調整。ハイシーズン時は大人879→939香港ドル、小人659→705香港ドルに変更された。一方、シニア向けチケットの対象年齢を「65歳以上」→「60歳以上」に引き下げている。　

　香港島の西に位置するランタオ島に整備された香港ディズニーは05年9月に開業。同園を運営する香港インターナショナルテーマパークには、香港政府が53％、ディズニーが47％ずつ出資している。


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