【亜州ビジネス編集部】中国のバーチェーン店が台湾の人気歌手、周傑倫（ジェイ・チョウ）さんの物まね歌手によるライブツアーを開催し、物議を醸している。一部のライブには周さんにそっくりな飲食店主も参加し、河南省名物のスナック「鶏蛋灌餅」を販売。周さんのファンらの間からは「本家の人気を利用して儲けるのはひどい」といった反発の声が上がった。揚子晩報が25日付で伝えた。
　ライブを行っているのは周さんの物まね歌手の「黒倫」さん。周さんにそっくりな飲食店主の「粥餅倫」さんとともにインターネット上で注目を集め、一躍、人気インフルエンサー（網紅）になった。
　今回のツアーでは一部チケットが本家を上回る6000人民元（約13万2000円）まで高騰した。もっとも同額はバーのミニマムチャージ（最低消費額）に過ぎないという。
　2人のそっくりさんによるこうした商業行為に対し、本家のファンは反発している。中国のある弁護士は「黒倫」さんが周さんの歌を歌うことについて、「著作権者の許可がない場合には権利侵害になる」と指摘した。
　
　


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