【亜州ビジネス編集部】演劇やコンサートなど各種商業公演の実施回数は、中国全国で今年第3四半期（7～9月）に延べ17万3300回（農村、娯楽施設での公演を除く）に上った。前年同期比で16.3％増加している。公演需要に外出・観光需要が重なり、その他のカテゴリー消費と融合する形で、商業公演市場が拡大傾向を示している形だ。中国演出行業協会が報告した内容として、中国政府系メディアが9日付で報じた。

　興行収入は41.1％増の208億1000万人民元（約4380億円）に拡大している。観客動員数も17.5％増の延べ5736万6500人に達した。公演回数、興行収入、観客数がそろって2ケタの伸びを示している。

　一方、今年の国慶節連休（10月1～7日）期間に各種商業公演の実施回数は、前年同期比14.6％増の4万4300回を数えた。興行収入と観客動員数はそれぞれ25.9％増の22億900万人民元、13.3％増の1169万9700人で推移した。

　2023年の全国公演回数は19年比123.55％増の44万600回、観客動員数は83.01％増の1億7113万人に拡大した。興行収入は150.65％増の502億3200万人民元に膨らんでいる。23年に開催された観客数2000人を超える中大型コンサート・音楽フェスは5600回と、19年比で倍増（100.36％）。興行収入は373.60％増の201億7100万人民元、観客動員数は208.50％増の3551万8800人に達している。


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