【亜州ビジネス編集部】スマートカード決済ソリューションの香港八達通ソウ（上にト）有限公司は18日、香港の交通系ICカード「八達通（オクトパス）」について、春節連休期間の1月29日～2月7日に観光客のユーザー数が前年同期比で80％増加したと報告した。ユーザー数の急増は、連休期間に多くの観光客が香港を訪れたことによるものだ。1月29日～2月7日にかけて、観光客が小売、飲食、交通機関でオクトパスを使用した金額は1億香港ドル（約20億円）を超過。前年同期比で10％超増加した。なかでも小売の伸びが目立っている。

　一方、ユーザーはオクトパスアプリ（iOS版）を使用してデジタル人民元でチャージが可能となった。これにより、観光客は香港ドルを所持していなくても、香港でオクトパスを使って簡単に支払いができる。

　香港八達通の慶天麒・行政総裁は「今後も決済サービスのイノベーションを継続し、観光客と加盟店の利便性をさらに高めていく」と述べた。


内容についてのお問い合わせは＜info@ashuir.com＞まで。