【亜州ビジネス編集部】広東省広州市の電力消費が過去最多を更新した。送電ネットワークの消費電力ピーク値は、8日13時40分に最高の2248万9000kWにまで膨らんでいる。広州市の消費電力ピーク値2000万kW超えは、前年比で45日も早まった。今年は5月以降、消費電力ピーク値の最高が相次ぎ塗り替えられている。中国新聞網が伝えた。
　広州市の電力消費は、今年上半期の累計で前年同期比7.18％増の576億7500万kWhに伸びている。需要家別で第一次産業、第二次産業、第三次産業、居住者向けがそろって拡大した。業種別では住民向けサービス・修理が20.07％、卸売・小売が15.59％、空運が15.30％ずつ増加している。
　夏季の電力需要増を見越し、広州供電局は今年上半期に送電網を増強した。受け入れ可能な容量を60万4000kW高めている。また、110kV以上送電線、変電所16カ所などを着工した。上半期の送電網向け投資額は、実行ベースで21億4000万人民元（約473億円）に上るという。


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