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  ニュース     2024/09/04 10:30

小鵬匯天の空飛ぶクルマ、価格は200万元以下に 無料記事

 中国EVメーカー、小鵬汽車(エックスポン:9868/HK)傘下の広東匯天航空航天科技有限公司(小鵬匯天)は3日、セパレート型の空飛ぶクルマ(eVTOL)「陸地航母」の量産スケジュールを公表した。格隆匯新聞が同日付で報じた。
 小鵬匯天の創設者で総裁の趙徳力氏によれば、今年11月に開催される中国最大の航空ショー「中国国際航空宇宙博覧会(珠海航空ショー)」で初の公開有人飛行を実施する。併せて、同月の広州国際汽車展覧会(広州モーターショー)で初披露し、2024年末に予約販売を開始する計画だ。26年の量産化・納車を目指す。
 また世界初となる大規模量産型eVTOL工場が広州市黄埔区で25年7月31日に完工する予定。試作車の第1弾がラインオフし、26年から大規模な納車を本格化させる。販売価格については200万人民元(約4000万円)を上回らない水準としている。
 セパレート型eVTOL「陸地航母」は陸上ボディと飛行ボディに分かれており、自動で分離・合体できる。陸上ボディは飛行ボディを完全に車両に収納し、地上走行が可能だ。飛行ボディは有人の純電気垂直離着陸機で、分散型電気推進システムを採用。手動運転と自動運転の2モードがあり、270度のパノラマダブルキャビンを備えている。


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