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  ニュース     2024/08/27 15:17

ピン多多2Q決算は144%増益も先行き慎重、増収率は鈍化へ 無料記事

 中国の電子商取引(Eコマース)大手、ピン多多(PDD/NASDAQ)が26日発表した2024年第2四半期(4~6月)決算は、売上高が前年同期比86%増の970億5950万人民元(約1兆9730億円)、純利益が144%増の320億940万人民元に拡大した。売上高、純利益はいずれも大きく伸びたものの、市場予想(1000億人民元、275億人民元)を下回っている。香港メディアの明報によると、同社の陳磊・董事長兼共同CEO(最高経営責任者)は決算説明会で、市場競争の激化などを背景に、売上高の伸びは鈍化していくとの見通しを示した。また、向こう数年間は自社株買いや配当を実施しない方針としている。
 陳董事長によると、Eコマース事業は激しい競争に直面しており、他の外部要因による影響と相まって売上高の伸びが鈍化していく見通しだ。越境EC「Temu(テム)」については、既に70以上の市場に進出しているが、引き続き開拓を進めていく方針。ただ、同事業に関しても市場競争の激化や外部環境の変化によって、業績が不安定化する可能性があるという。
 なお、第2四半期決算では、主力のオンラインマーケティングサービス部門の売上高が前年同期比29%増の491億1590万人民元に拡大。トランザクションサービス部門は234%増の479億4370万人民元を売り上げた。コスト面では、管理費が208%増、販売費が48%増。研究開発費は前年並みの29億920万人民元だった。


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