【亜州ビジネス編集部】中国工業情報化部や国家発展改革委員会など10部門は共同で28日、「アルミニウム産業ハイレベル発展実施案（2025～27年）」を公布した。2027年までにボーキサイト国際資源量を3～5％増やし、再生アルミ年産量を1500万トン以上とする目標を掲げる。

　アルミ加工産業の集積度を高めると同時に、産業チェーンの供給力と安全水準を世界トップクラスに引き上げる。電解アルミ生産時の高効率・低エネルギー設備比率を30％以上に高め、基準未達の生産能力は技術改造、または淘汰を進めるよう求めた。アルミ生産時のクリーンエネルギー使用比率を30％以上に高め、新たに生じる赤泥（ボーキサイトからアルミナを抽出した残渣）の総合利用率を15％以上にする。

　低炭素精錬や精密加工などの中核技術でブレークスルーを達成し、ハイエンド新素材を開発するよう指導。アルミ消費の新たな成長点を育て、重大なプロジェクトや製品の需要を十分に満たすよう求めた。

　35年までにアルミ産業が高度化・知能化・グリーン化を大幅に進める。世界をリードする産業競争力を目指すと説明した。



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