【亜州ビジネス編集部】中国共産党は27日の中央政治局会議で、第20期中央委員会第3回全体会議（3中全会）を7月15～18日に北京で開くことを決めた。国営メディアの新華社が同日伝えたもの。3中全会は党大会の翌年の秋に開催されるのが慣例だったが、開催が大幅に遅れていた。

　党大会の1年後に開かれる3中全会は、中期的な重要政策の方針を話し合う場となり、市場の注目度が高い。例えば、1978年の3中全会では中国が「改革開放政策」へと大きく舵を切ったほか、93年の3中全会では「社会主義市場経済体制」の確立が打ち出された。

　今回の3中全会については、例年通りなら昨年秋に開催されるはずだった。ただ、11月の米中首脳会談など重要日程が重なったほか、低迷が続く不動産市場への対処など、政策の取りまとめに時間がかかったことで、開催が大幅に遅れたとみられている。


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