広西チワン族自治区のある農民がモルモット飼育の産業化に成功し、注目を集めている。現在の年収は15万人民元（約320万円）ほど。モルモットは実験動物やペットとしての需要に加え、栄養価が高いことから食用としても一定のニーズがある。中国新聞網が20日付で伝えた。
　同自治区燕塘村に住む廖さんは現在、年間5000匹以上のモルモットを飼育している。モルモットの飼育は、少ない投資で大きな収益が見込め、投資の回収にかかる時間も短い。
　廖さんがモルモットの飼育を始めたきっかけは、数年前に友人から数匹のモルモットをプレゼントされたこと。最初の年に100匹以上にまで繁殖し、親戚や知人にプレゼントした。その後、本格的に飼育方法を学び、2年目には飼育数が400～500匹に増加。現在は4年目に入り、5000匹以上に増えたという。
　エサやりは、冬が朝夕2回、夏が朝昼晩の3回。サトウキビの葉や牧草などを与えており、適当な広さのサトウキビ畑があれば、エサの量は十分足りる。足元の市場価格は、繁殖用なら1匹40人民元ほど。主な販売先は福建省や広東省などの地域で、年間収入は15万人民元ほどになるという。



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