【亜州ビジネス編集部】雇用の安定と促進を目指し、人力資源社会保障部など中国の関連部門は今年1月中旬から就業支援活動「2025年春風行動」を展開している。3月5日までに全国で各種就職イベント4万1000回を開催し、3100件の求人情報が公開された。これに併せて、専用バス・列車、チャーター便を運行し、91万人の就業希望者が輸送されている。中国政府系メディアが13日付で報じた。

　報道によれば、このうち首都・北京市では、「北京就職直通車」特別採用イベントが開催された。北京西駅の7つの大型スクリーンで同イベントの詳細を表示。約100社が3000件を超える求人情報を提供し、就業希望者が駅を出たその場で求職活動ができるよう支援した。採用イベントには3500人余りが参加し、517人が就職意向を示したという。

　また安徽省亳州市では、「千の採用イベントと万の企業があなたを待つ」「千の企業、万のポストが高等教育機関を訪れる」などの採用イベントを開催。企業の産業パークでの採用活動やオフラインによるマッチング採用会が14回行われ、247社が8000件超の求人を提供。3094人が就職意向を表明した。


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