【亜州ビジネス編集部】中国で夏の食材として人気のザリガニの価格が上昇している。主産地の湖北省や四川省などで、高温と台風によって生産が影響を受け、出荷量が減少しているためだ。中国新聞網が1日付で伝えた。
　直近の価格推移を見ると、湖北省潜江産のザリガニ価格指数は7月29日に687.60ポイントに達し、前回（7月22日）から26.80ポイント（4.06％）上昇した。台風の影響で養殖池の水位が低下し、水質管理が難しくなったことで、ザリガニの成長が遅れ、出荷量が減少した。
　主な消費地での価格推移を見ると、深セン市では緩やかながら全体的に値上がりしている形だ。長春市では値上がりが目立ち、特に中・大型のザリガニで価格が大きく上昇している。
　今後の見通しについて、専門家は夏季の旅行ピーク時に外出する人が増加し、需要が高まっていくと予想。短期的には上昇基調が続くとみている。


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