【亜州ビジネス編集部】広東省恵州市の職業技術学校が学生に対し、教室のエアコン使用料を支払うよう要求したとして議論を呼んでいる。1時間弱の授業1コマ当たり24人民元（約520円）を請求しているという。新京報が18日付で伝えた。

　学校側の通知では、掲示されたQRコードを学生が各自読み込み、自主的にエアコン使用料を支払うよう求めている。これに対して、学生の多くは「エアコンはもはやぜいたく品ではない。学校側はエアコン設置を基本的なサービスと捉えるべきだ」と反発。「サービスに伴う支出は、学校の維持費に組み込まれるべき」と主張している。

　また、1コマ24人民元という料金設定についても疑問の声が多い。教室のエアコンは8時間の稼働で電気代が16.8人民元ほど。1時間当たりで約2人民元にとどまるためだ。

　こうした学生らの声に対し、インターネット上では「学校が自らの強い立場を利用して、こうした高額の料金を請求することは、教育理念に反するものだ」などと批判する意見が目立つ。「学生たちが経済的負担をできるだけ軽減でき、快適な学習環境を提供する姿勢が必要」との指摘も出ている。


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