【亜州ビジネス編集部】騰訊HD（テンセント・ホールディングス：700/HK）の決済サービス「微信支付（ウィーチャットペイ）」はこのほど、マカオで「手のひら決済」を開始した。中国本土以外での展開はこれが初めて。銀河娯楽集団（ギャラクシー・エンターテインメント：27/HK）のカジノリゾート「澳門銀河（ギャラクシー・マカオ）」内の60店舗余りで、まずはサービスを提供する。初期段階では、中国本土でウィーチャットペイのウォレットを開設しているユーザーに限定されるが、今後香港でのサービス開始も視野に入れており、需要に応じて利用シーンを増やしていく方針だ。香港メディアの星島日報が11日伝えた。
　ウィーチャットペイの手のひら決済サービスの名称は「微信刷掌」。手のひらの生体情報を利用した決済サービスで、中国本土では2023年に本格的に開始された。利用シーンは小売店や外食店、交通機関などに広がっている。


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