ニュース 2024/09/11 14:02
中国:V2G利用を大規模化へ、動力電池活用を試行
政策・政治
【亜州ビジネス編集部】電気自動車(EV)を蓄電池として活用する「V2G(Vehicle-to-Grid)」の拡大を目指し、中国は大規模応用のためのモデル事業プロジェクトを開始する。V2G事業プロジェクトの規模を拡大し、車両ネットワークに関する双方向の応用シナリオを充実させる狙い。「イノベーション主導、テスト先行」の原則に従い、秩序あるEV充電を包括的に促進する。国家発展改革委員会、国家能源局、工業情報化部、市場監督管理総局が10日に通知した。
都市部で大規模、かつ持続可能な車両ネットワーク相互接続メカニズムを構築し、再現可能性を備えたビジネスモデルとV2Gプロジェクトの最適解を模索する。市場の活用に注力するという方針も示した。
EV電池を「エネルギー貯蔵システムの一部」として認識する。行地に選定した各都市では、NEV充電量の60%以上を深夜などのオフピーク時に得るよう求めた。特に個人保有のNEV用充電器に関しては、充電量の80%以上をオフピーク時に得るよう促す。
EV動力電池の電力を利用する際は、放電電力500kW以上、年間放電量10万kWh以上を目指す。充電設備の設置数量が少ない西部エリアでは、この目標を適宜に引き下げると説明した。
中国当局は今年1月4日、「EVと送電ネットワークの連系を強めるための実施意見」を公布した。2025年までに中国は、自動車の相互ネットワークに関する標準技術体系を確立する。ピーク時(需要時)とオフピーク時の電力価格決定メカニズムを包括的に導入し、NEVを送電ネットワークに組み込むと通知した。
充電施設と電池交換施設のリソーシズを介し、NEVを電力ネットワークに接続する。EVを「大型モバイルバッテリー」として位置付け、電力ネットワークの負荷制御、柔軟性調整に利用すると説明した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。
都市部で大規模、かつ持続可能な車両ネットワーク相互接続メカニズムを構築し、再現可能性を備えたビジネスモデルとV2Gプロジェクトの最適解を模索する。市場の活用に注力するという方針も示した。
EV電池を「エネルギー貯蔵システムの一部」として認識する。行地に選定した各都市では、NEV充電量の60%以上を深夜などのオフピーク時に得るよう求めた。特に個人保有のNEV用充電器に関しては、充電量の80%以上をオフピーク時に得るよう促す。
EV動力電池の電力を利用する際は、放電電力500kW以上、年間放電量10万kWh以上を目指す。充電設備の設置数量が少ない西部エリアでは、この目標を適宜に引き下げると説明した。
中国当局は今年1月4日、「EVと送電ネットワークの連系を強めるための実施意見」を公布した。2025年までに中国は、自動車の相互ネットワークに関する標準技術体系を確立する。ピーク時(需要時)とオフピーク時の電力価格決定メカニズムを包括的に導入し、NEVを送電ネットワークに組み込むと通知した。
充電施設と電池交換施設のリソーシズを介し、NEVを電力ネットワークに接続する。EVを「大型モバイルバッテリー」として位置付け、電力ネットワークの負荷制御、柔軟性調整に利用すると説明した。
内容についてのお問い合わせは<info@ashuir.com>まで。